ヴィクトリア朝中期のハンドバッグ型ビスケット・ウォーマー

ヴィクトリア朝時代、このようなウォーマーにスコーンなどを入れて暖炉の前に置いて温めていました。
金属(特にシルバー)は熱伝導率が高く、一度温まると温度がなかなか下がらないため、中のスコーンがいつまでも温かい状態で楽しめたためです。
ガーデン・パーティーやピクニックなどでも大活躍したそうですよ。

こちらは大変珍しく貴重なヴィクトリア朝しかも中期に作られたビスケット・ウォーマーになります。
メーカーはビスケット・ウォーマーの第一人者Fenton Brothersと後にMappin & Webb となるMappin Brothers。
最近ではリプロダクションが数多く出回っており、なかなか本物に出会えなくなってきていますが、こちらはヴィクトリアン・ロゼンジと呼ばれるパテント・マーク付き、正真正銘のヴィクトリア朝のお品です。
このヴィクトリアン・ロゼンジ、なんと登録された年だけでなく日にちまで分かる優れもので、間違いなくヴィクトリア朝時代のものを手に入れたい場合はこちらのマーク付きのものをお探しになるとより確かかと思います
(ただし数は多くありません)。

市場に出回っているビスケット・ウォーマーはシェル型が圧倒的に多い中、こちらは希少なハンドバッグ型で、表面には美しい花々がエングレーヴされており、ハンドルやスタンド部分は小枝でデザインされています。

※花瓶は含まれておりません

材質:シルバー・プレイテッド(銀メッキ)
産地:英国シェフィールド
メーカー:Fenton Brothers / Mappin Brothers
年代:1876年9月2日登録
サイズ・重さ:W19.0cm D15.0cm H24.0cm / 1461g
コンディション:細かな擦り傷や1箇所僅かな凹みはありますが(追加の写真をご希望の方はお気軽にお問い合わせください)、150年近く昔のアンティークとしては大変良好な状態で、シルバーの輝きも素晴らしい逸品です。
販売価格
165,000円(内税)
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